【貧乏おうち時間】俳句を十句、詠んでみました。
テレビはほとんど見ませんが、やっていたらついつい見てしまう番組があります。
「プレバト」です。みなさんご存知ですか?
芸能人が、消しゴムハンコや、水彩画、生け花や陶芸など、様々な芸術分野で作品をつくり、その道のプロが評価をする、という番組です。
その中でもとりわけ人気のコーナーが「俳句」。
夏井先生という方が、辛口で芸能人の作品を斬っていく様がとても面白いのです。
そして最近、俳句が好きな友人ができ、その友人の作品に触発され、自分も挑戦してみることにしました。
そこで、夏井先生の一番売れている本を図書館で借りてきました。
早速、三限目まで読みました。
・一限目:ペン、メモ用紙、俳号(ペンネーム)の三種の神器を用意しよう。
・二限目:俳句の基本を覚える。
・三限目:「尻から俳句」で十句作ってみよう。
尻から俳句は、こんな風に作ります。
- 五音の名詞を列挙する。
- その中から一つ選び、①を描写する七音を考える。
- 五音の季語を合わせる。
そして 実際に十句、作ってみました。
恥ずかしいですが、公開します。
夏の夕うちひしがれたペンライト
炎昼や霜おり寒寒製氷機
風青し鮮血流るる注射痕
夏雲や裸足であるくアニミズム
雨垂れやバツのついたカレンダー
蛇苺むこう側見えたワンピース
冬茜触れるか触れぬか喫煙所
夏の果てアスファルト転がる水晶玉
五月雨紫の汁垂れるチーズケーキ
炎昼や額を冷やす爽健美茶
俳句好きの友人に添削してもらったところ、定石が間違っているものもあるけれど、センスはある、とのことでした。
嬉しい!
褒められると、やる気が出るタイプです…笑
最後に、夏井先生の本のはじめに書かれている文章がとても良かったので、引用して終わりたいと思います。
俳句を始めると、毎日が楽しくなります。
日々起こること、出会うものすべてが「俳句のタネ」になって、人生から「退屈」という言葉がなくなるのです。
「暇だ」とか「つまらない」なんて時間は、どこかに吹き飛んでしまいます。
……起こってしまったことは仕方ない。転んでしまった事実は変わらない。それなら、その体験をひとまず受け入れて俳句にしてみよう。そう考えると、また前に進んでいけるのです。
誰しも生きていれば、苦しいこと、つらいこと、いろいろあると思います。
でもその分、「俳句のタネ」が増えたと思えば、涙も苦労もムダではありません。むしろ、トクした気分になりますよ。
ランキング参加中です。
良ければクリックお願いします🐸
↓